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人生フルーツ

『人生フルーツ』を観ました。

アンコール上映会でようやく足を運ぶことができました。
久しぶりのナナゲイ(第七藝術劇場)!

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元々は、本の大ファンだったので、
映像化されるということを知り、
あの素敵な生活を垣間見れると思うとワクワクしました!

津端修一さん90歳、英子さん87歳の
風と雑木林と建築家夫婦の物語。
(※以下ネタばれあり)

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修一さんは建築家。
「高蔵寺ニュータウン」の設計を任されたのがきっかけで土地を購入し、
自身も師事していた尊敬するアントニン・レーモンドの自邸を真似た
30畳一間の平屋建て、丸太小屋を建てました。

敷地には雑木林を作り、
季節に合わせた野菜(100種)や果物(50種)を育てています。
肉や魚、足らずの野菜を求めて、英子さんは月に一度、
バスと電車を乗り継いで、買い出しに出かけます。

朝食は、修一さんは和食、英子さんは洋食(トースト)。
じゃがいもは、修一さんは大好物、英子さんは大嫌い。
お互いが無理しないことが一番大切で、
今までけんかした事は、一度も無いそうです。

本では、「わたし大雑把なの」ってよく出てくる英子さん。
(※大雑把にはみえませんが。)
修一さんはまじめで几帳面。

得意な事を楽しみながらうまくカバーし合い、
出来ないこともゆっくり時間をかけて工夫する生活は、
思いやりに溢れています。
孫のはなこさんの存在も大きいですね。

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後世に残る自然・・・
はげ山だった裏山を「どんぐりで緑いっぱいの山へ!」と
地域住民に呼びかけたのが1972年。
今では、緑豊かな山へと変身しています。

平成27年6月修一さん死去、享年90歳。
最後は、いつものように昼寝したまま永眠されました。

「おいしいものをもっとたくさん作ってあげればよかった」・・・
英子さんの言葉と、毎朝朝食を作って供える姿、
また、少し荒れたお庭が映し出されました。

「風が吹けば、枯れ葉は落ちる。
枯れ葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。
こつこつ、ゆっくりと。
人生、フルーツ。」

心に響く素敵なドキュメンタリー映画でした。

ひとりになってしまった英子さんのその後を描いた本が
2017年秋に発売予定だそうです。

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PROFILE

maia

Author:maia

漢方アロマセラピスト
リフレクソロジスト
メディカルハーブコーディネーター
(公社)日本アロマ環境協会認定
アロマテラピーインストラクター

アロマ空間コーディネートや
ハーブコーディネートなど
総合的な癒しを提案しています

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