紫 むらさき
『紫 むらさき』を観ました。
『源氏物語の色』を再現した
染色史家 吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画です。
(※以下ネタばれあり)
日本古来の植物染料にこだわり、育て、染める。
美しさにとり憑かれた男の記録である。
※公式サイトより

古来の染料はもちろん、染色技法までを再現するため
文献を読みあさり、試行錯誤しながらの毎日で、
まだまだ発展途上だそうです。
特に奈良時代に盛んに行われていた染色法“夾纈(きょうけち)”は、
今の技術でも真似ができない・・・
その面倒さから、平安時代以降廃れていったそうです。
先代から仕える染師 福田伝士さんの手仕事を観ると、
素晴らしいの一言!感動すら覚えました!
“東大寺お水取り(修二会)”の際、
十一面観音に捧げられる椿の造り花には、
紅花染和紙と梔子染和紙を奉納されます。
60kgの紅花(1枚につき1kg)を確保するのは至難の業で、
山形や伊賀上野の農園に協力してもらっても15kgほど。
残りは、中国からの輸入に頼らないといけないのが現状だそうです。
更に、昔より紅色が薄くなってきているようで、
何度も重ねて重ねて染め上げなければいけません。
奈良時代から一度も途絶えることなく続けられている伝統行事・・・
また一年、吉岡さんたちの奮闘が始まります。
その他、イギリス大英博物館で行われた講演の裏側など、
見どころいっぱいでした!
『源氏物語の色』を再現した
染色史家 吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画です。
(※以下ネタばれあり)
日本古来の植物染料にこだわり、育て、染める。
美しさにとり憑かれた男の記録である。
※公式サイトより

古来の染料はもちろん、染色技法までを再現するため
文献を読みあさり、試行錯誤しながらの毎日で、
まだまだ発展途上だそうです。
特に奈良時代に盛んに行われていた染色法“夾纈(きょうけち)”は、
今の技術でも真似ができない・・・
その面倒さから、平安時代以降廃れていったそうです。
先代から仕える染師 福田伝士さんの手仕事を観ると、
素晴らしいの一言!感動すら覚えました!
“東大寺お水取り(修二会)”の際、
十一面観音に捧げられる椿の造り花には、
紅花染和紙と梔子染和紙を奉納されます。
60kgの紅花(1枚につき1kg)を確保するのは至難の業で、
山形や伊賀上野の農園に協力してもらっても15kgほど。
残りは、中国からの輸入に頼らないといけないのが現状だそうです。
更に、昔より紅色が薄くなってきているようで、
何度も重ねて重ねて染め上げなければいけません。
奈良時代から一度も途絶えることなく続けられている伝統行事・・・
また一年、吉岡さんたちの奮闘が始まります。
その他、イギリス大英博物館で行われた講演の裏側など、
見どころいっぱいでした!