藤袴
『藤袴』は、キク科の多年草で、秋の七草のひとつです。
万葉集や源氏物語にも詠まれている野草で、
乾燥させるとクマリンが発生し、桜餅の葉のような香りがします。
藤袴の香りを“匂い袋”にして、十二単に忍ばせたそうです。
「同じ野の 露にやつるる藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも」
(源氏物語三十貼「藤袴」より)
生草では、ほとんど香りがしません。
↓

(※春日大社神苑 萬葉植物園にて)
終わりかけの花からは、ほのかな香りがしました!
↓

(※源氏物語ミュージアムにて)
収穫した時期や部分(葉・茎・花)によって、
香りが微妙に違います。
(※以前の記事はこちら→)
近年は、河川改修などによる環境の変化で減少し続け、
原種は絶滅の危機に瀕しています。

2008年“源氏物語千年紀”をきっかけに、
「守ろう!藤袴」プロジェクトが発足しました。
3年間で、7,000株の原種を挿し木で増やし、
100校を超える京都市立小学校の花壇などに根をおろし、
子供たちが育成に取り組んでいます。
後世に受け継がれていくことを期待しています♪
万葉集や源氏物語にも詠まれている野草で、
乾燥させるとクマリンが発生し、桜餅の葉のような香りがします。
藤袴の香りを“匂い袋”にして、十二単に忍ばせたそうです。
「同じ野の 露にやつるる藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも」
(源氏物語三十貼「藤袴」より)
生草では、ほとんど香りがしません。
↓

(※春日大社神苑 萬葉植物園にて)
終わりかけの花からは、ほのかな香りがしました!
↓

(※源氏物語ミュージアムにて)
収穫した時期や部分(葉・茎・花)によって、
香りが微妙に違います。
(※以前の記事はこちら→)
近年は、河川改修などによる環境の変化で減少し続け、
原種は絶滅の危機に瀕しています。

2008年“源氏物語千年紀”をきっかけに、
「守ろう!藤袴」プロジェクトが発足しました。
3年間で、7,000株の原種を挿し木で増やし、
100校を超える京都市立小学校の花壇などに根をおろし、
子供たちが育成に取り組んでいます。
後世に受け継がれていくことを期待しています♪