fc2ブログ

大岡越前

『大岡越前』。
5月から時代劇チャンネルで第1部から再放送が始まりました。
最初から観たことが無かったので、楽しみながら観ています。
(※第13部~最終話までは鑑賞済み)

一旗本から大名へと出世したのは後にも先にも
大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)のみ。
若くして手腕を発揮し、8代将軍・徳川吉宗(とくがわよしむね)を支え、
「享保の改革」に大きな功績を残しました。
お白州(おしらす)で繰り広げられる「大岡裁き」は有名です。

享保の改革・・・知らなくても「目安箱」くらいは聞いたことあると思います。
(※私のクラスにも目安箱が設置されました(笑))
吉宗の時代は財政が苦しい時代です。
人々の意見を聞くことも大切と考えました。

oooka1

史実では、町医者・小川笙船(おがわ しょうせん)が目安箱に訴状をに投書し、
これが吉宗の目にとまり、「小石川養生所」が設立されたとされています。
ちなみに・・・小川笙船は“赤ひげ先生”のモデルといわれます。

竹脇無我さんが演じる榊原伊織(さかきばらいおり)という医師は実在しません。
第1部11話で、忠相と伊織が小石川養生所の設立に奮闘します。

第1部15話では、喘息の薬として使われていた“マンダラケ(キチガイナスビ)”を
まふつやく(麻酔薬)に使うことに賛成しない忠相に伊織が詰め寄ります。

oooka2

「なんで使えないんだ!そこらへんに生えているじゃないか!」
なぜか忠相の邸宅にも生えていました。

マンダラケ=キチガイナスビ=チョウセンアサガオ

結局、忠相が折れ、伊織は手術を成功させます。
手術は成功するものの、伊織の機嫌は悪いまま。

忠相 : 「お前に見せたいものがある!」

伊織 : 「なんだ!」・・・強い口調。まだ不機嫌。

忠相 : 「観ろ!」・・・忠相はいつでも穏やか。

oooka3

伊織 : 「これは!」・・・駆け寄る伊織。

oooka4

忠相 : 「お前が言った薬と毒は紙一重。なかなか味わい深い言葉だ。
その意味をよく噛みしめて考えて、これをここに作った!」

伊織 : 「恐れ入った!ありがとう!」

固い握手を交わす二人でした。

ナレーション : 「伊織の用いた“マンダラケ”はその後の研究により
文化2年、紀州の蘭方医 華岡青洲(はなおかせいしゅう)によって
世界初の全身麻酔で乳がん手術を成功させた。
ヨーロッパに先駆けること実に40年であった・・・。」

oooka5

珍しく現在の様子が映し出される場面でした。

oooka6

養生所のシーンは興味深くてついつい見入ってしまいます。
とんでもない治療費を要求する医者がたびたび登場して、
その都度出てくるのが“高麗人参”!
窃盗や殺人、身売り・・・色んな事件が起こります。

第15部(402話)+最終話(2時間スペシャル)

<主要キャスト>
大岡越前・・・加藤剛
榊原伊織・・・竹脇無我
徳川吉宗・・・山口崇


おまけ・・・
シーズンを通して、重要な配役は変わらずなので、とても見やすいです。

忠相の父・大岡忠高に片岡千恵蔵さんが特別出演していて
なかなか見ごたえのある第1部からスタート。
片岡千恵蔵さんはこの役をえらく気に入って演じていた様子が垣間見れます。
遺作となり、劇中でも途中で亡くなった設定となります。
(※第7部クランクイン前にお亡くなりになりました)

衝撃は徳川吉宗役の山口崇さん。
吉宗といえば「暴れん坊将軍」のイメージが強かったけど、
山口崇さんの吉宗像にやられました。
クイズタイムショック2代目司会者の印象しか残って無かったので、
知ることが出来て良かったです。
なんと言っても男前!
ティ・ロン様を見付けた時のような感じでした。
(※どうでもいいけど、興味のある方はこちら→

竹脇無我さんに天地茂さん・・・
売り出し始めの里見浩太朗さん。
ブレイク直前の三浦友和さん。

こんな男前おらんやろ~的な江戸の町。
女優陣も負けていませんよ!

そして、テーマ曲は山下毅雄さん。
ルパン三世パート1のテーマ曲で有名。
「ワルサーP38~♪」の方ね。
以前、姉に教えてもらって知っていたけど、
“早すぎた奇才”とも呼ばれているそうです。
素晴らしい♪

周りを巻き込んで、絶賛鑑賞中!

パリの調香師

『パリの調香師』。

主人公は世界的に有名な香水を誕生させた調香師アンヌ。
4年前、仕事のプレッシャーや忙しさから突然嗅覚を失い、大失敗してしまいます。
表舞台から退き、柔軟剤の香り作りなど、与えられた仕事だけこなす日々。
ある日、新しい運転手のギョームと洞窟の下見に行くところから物語は始まります。
(※以下ネタバレあり)

「グレーのスーツケースは丁寧に扱って!」
ホテルのシーツの柔軟剤の香りに耐えらないので、
自分のシーツも持参しているため、
いつも荷物がいっぱいなのです。

diol4

洞窟の香りを再現するため、その場でメモし調合していきます。
鉱物、土、ショウノウ、苔、オーク、アヤメの根・・・

グレーのスーツケースの中身の正体は、
アロマの小瓶でいっぱいなのでした。

diol3

アンヌは超わがままで、運転手は次々と辞めていました。
ギョームも雇い主に苦情を言いたいところだったが、
娘の親権のために仕事は辞められない・・・

香りがいろいろ出てきますが、
気になったのがこのシーン。

diol12

給油に寄ったガソリンスタンド兼雑貨屋のトイレ。

これ、石けんです。

diol5

アンヌは何回も手を洗って、香りを嗅ぎます。

diol6

「子供の頃、毎年行ったキャンプの食堂にあった石けん。
朝まで香りが残るように夕食後にも手を洗っていた。」
懐かしむように少女のような笑顔を浮かべます。

diol7

アンヌ : 「この石けんを買いたい!」
店主 : 「新しい方がいいでしょ!」

帰りの車の中で、上機嫌でず~っと香りを嗅いでいました。

diol11

この石けん、後半で再び登場しますよ!

ギョームの嗅覚に才能を見出していたアンヌから
毎回指名されるようになっていきます。

「花の匂いを嗅ぐように、息を深く吸い込むの。頭を空にして!」
「鼻を洗って・・・自分の匂いを嗅ぐの。鼻をリセットするのよ!」

お互いに刺激し合い、アンヌは再び香水を作りたくなり、
ギョームにも変化が起こります。

diol9

ディオールも撮影協力。

diol2

娘の誇らしげな顔がすべてでした。

diol14

ひまわり

『ひまわり』(1970)。
50周年HDレストア版。

誰もが聞いたこと観たことがある映画のひとつではないでしょうか・・・。
有名なひまわり畑は、ウクライナの首都キエフから南へ500kmほどの町
ヘルソン州で撮影されました。
今回のロシアによるウクライナ侵攻により、緊急上映される運びとなりました。

himawari1

第二次世界大戦で引き裂かれた男女の恋愛物語。
主人公のジョバンナ(ソフィア・ローレン)は、
行方不明の夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を探しに
ソ連(ロシア)へ行きます。
案内役に最初に連れて行かれたのが、戦時中亡くなった人々のお墓。
そこは、一面のひまわり畑。
ジョバンナは必死に探しますが、見付けることができず・・・
夫は絶対生きている!と確信するのでした。

ヘンリー・マンシーニのテーマ曲が心に響きます。

himawari4

ひまわりはウクライナの国花でもあります。
この忌まわしい出来事が一日でも早く終息し、
今夏にはひまわりを愛でたいと願います。

収益の一部は、侵攻を受けたウクライナの人々の人道支援のために、
在日ウクライナ大使館に寄付されることもあり、
当初は3館のみ(シアターセブン・高田世界館・横浜シネマリン)の上映でしたが、
全国で続々と上映館が増えています。
(※公式HPはこちら→

himawari3
PROFILE

maia

Author:maia

漢方アロマセラピスト
リフレクソロジスト
メディカルハーブコーディネーター
(公社)日本アロマ環境協会認定
アロマテラピーインストラクター

アロマ空間コーディネートや
ハーブコーディネートなど
総合的な癒しを提案しています

RANKING
人気ブログランキングへ

SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
CATEGORIES
CALENDAR
04 | 2023/05 | 06
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
RECENT COMMENT
SEARCH
LINKS
MOBILE
QRコード